羽子板アレコレ知識 Q&A
羽子板の由来って
羽子板の歴史は古く、七世紀から宮中で行われていた『毬杖(ぎっちょう)遊び』が起源とも言われています。 この杖が変化して羽子板なったものと考えられています。
江戸時代になると、大名の間で年の暮れに女児の生まれた家に贈ることが慣例となり、女の子の厄よけという認識が醸成されていきました。
羽子板で突く羽の玉、あの黒くて硬い玉は「むくろじ」という大木の種です。この「むくろじ」は漢字で「無患子」と書きます。
すなわち、「子が患わ無い」という意味があります。また、羽子板の羽の飛ぶさまが虫を食べるトンボに似ているので、「子供が蚊に刺されないように」というおまじないとして始められたともいわれています。
誰がいつか買う物なの
一般的には母方の実家から贈られるものですが、今では、両家で折半するなど様々です。11月中旬あたりから店頭に並び始めますので、12月初旬には飾り付けができるように購入するとよいでしょう。